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「歳月」


すっかり秋になりました。

何となく、本でも読もうかと久々に手にとったのは
詩人・茨木のり子さんが
最愛の夫への想いを綴った詩集「歳月」。


saigetu.jpg


夫に先立たれて以降、31年の長い間に
40編近く書きためた詩が、ご本人の没後
2007年に発表されました。

ご主人のイニシャル「Y」という箱の中に
ずっとしまわれていた、ラブレター的な詩集です。

茨木のり子さんというと
逞しい女性のイメージがあったのですが
この詩集からは、ご主人への胸が痛くなるほどの
恋しさやひとり残された切なさが伝わってきます。


  わたしのなかで
  咲いていた
  ラベンダーのようなものは
  みんなあなたにさしあげました
  だからもう薫るものはなにひとつない


             詩「泉」より抜粋



25年も連れ添った相手に
これほど新鮮な愛情をもっていられるって
すごいことだと思うんです。
それは茨木さんご自身が一番自覚されていて、
ご主人の品格によるものだという様なことが
綴られています。

んー…、憧れますね。



そして、詩の一節一節は日本語の美しさを
あらためて感じさせてくれます。


  匂い 流れて
  はじめて気づく
  花々の咲きそめを
  庭に一本の金木犀


             詩「夜の庭」より抜粋




いくつになっても、こんな風に
豊かな感性を持っていられたら…と、思います。







mog





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ゴッチ齋藤(Anchang99)

Author:ゴッチ齋藤(Anchang99)


東京に事務所を構え
こだわりのおもちゃを扱う
木のおもちゃウッドワーロックの
スタッフブログです。



しっかり者のMichiと、
うっかり者のとく丸が、
キャンプ大好きサウナ大好き
店主Anchang99の元
時にゆる~く、時に軽やかに、
ゴキゲンに書き綴ります♪


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